心と体の不調の原因は、自律神経が乱れているからかもしれません。
乱れた自律神経を整える鍵は、「腸」と「糖」が握っています。
たとえば、脳がストレスを感じると、胃腸に影響が出てきます。そして、腸が不調になり、脳に影響を与えるストレスホルモンをつくりだし、さらなる心と体の不調を招きます。
また、自律神経で唯一の調整役を担っている「セロトニン」は脳では5%程度しかつくられず、腸で約95%が作られています。
さらに、日本人の食事は、実は糖質が多くなりがちです。糖質を好む食習慣で血糖値が急上昇したり、乱高下を繰り返すような状態は、インスリンやアドレナリンなどのホルモンが出過ぎた状態を引き起こし、本来必要なときに出すべきホルモンが分泌されなくなったり、ホルモンの作用が弱まったりすることで、自律神経が乱れやすくなるのです。
溝口院長が栄養療法の観点から、血糖値を安定させ、腸内バリアを整えるための食事(栄養素)を紹介している本書を是非ご一読いただき、、心の不調はもちろん、体の不調や肥満の改善に役立てていただければ幸いです。