当クリニックにて基本プランまたはライトプランを受けている方のみが対象となります。
点滴療法のみのご受診はお受けいたしかねますのでご了承ください。
高濃度ビタミンC(アスコルビン酸)点滴療法とは
高濃度ビタミンC点滴療法は、米国カンサス州のDr.Hugh Riordan(1932-2005)の施設であるRiordan Clinicを中心に世界中で広く行われている治療法です。
当クリニックでは1998年溝口クリニック(現辻堂クリニック)で臨床に取り入れた、日本でも最も歴史の長い施設の1つです。
当クリニックで使用するビタミンC製剤は、上記の米国施設で使用されているものをを採用し、すでに多くの患者さまへ使用実績があり安全性は確認されています。
この治療は、がんへの治療として広く知られていますが、当クリニックではうつや統合失調症などの精神疾患、慢性疲労症候群、、副腎疲労、アトピー性皮膚炎など皮膚疾患などへも応用しています。この治療法の特徴をご理解頂き、患者さまご本人、およびご家族の方々の同意を頂いた後に治療を始めさせていただきたいと思います。
特徴
この治療法は、標準的治療にとってかわるものではありません。
ガンの治療では、標準治療の効果を高め、副作用を軽減させることが確認されています。
また各種疾患が急激に悪化している増悪期に併用することにより、投薬が増えることを回避できることが多くあります。
当クリニックで治療中の患者さまは担当医へご相談いただければと思います。
回数・量
- ビタミンCの量は病態により異なります: 25〜125g/回
- 悪性疾患(ガンなど)・パーキンソン病 : 週2〜3回
- 精神症状(うつ病や統合失調症等)・慢性疲労症候群・皮膚疾患(アトピー性皮膚炎等): 週1〜2回
予想される副作用・合併症
- 腎の機能障害
- 事前の検査にて腎臓の機能をチェックいたします。
- 溶血
- 特殊な体質(非常にまれです)の場合には溶血をおこします。事前にチェックします。
- 点滴部の痛みや発赤
- 点滴速度を遅くすることによって対応します。
- その他、ほてり感、動悸、頭痛、嘔気など
- いずれも軽度であり、点滴速度を遅くすることで対応します。いずれの症状も点滴当日には改善することがほとんどです。
注意事項
- 当クリニックにて基本プランまたはライトプランを受けている方のみが対象となります。
- この治療は、これまで行われている治療に取って代わるものではありません、日常の症状の変化などに対する対応など、かかりつけ医や主治医へご相談ください。
- 点滴をご希望される場合は、開始前に医師の診察をお受けいただきます。点滴に関するご相談やご質問は、医師の診察をご予約ください。
- ご本人へのガンなどの病態の未告知の方には対応できません。
- クリニックの長期休診(年末年始、GW、夏期休暇などの1週間前後の休診)の間は、治療をお受け頂く事ができません。予めご了承ください。
- ビタミンC点滴療法を行う場所や日程などがご希望に添えない場合があります。