症例報告 CASE

34歳 女性 慢性疲労症候群

※イメージです
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患者データ

疾患
性別 女性
年齢 34歳(発症時:24歳)
具体的な症状

24歳頃から強い疲労感を自覚
朝起きることが困難になり、日常生活でも疲労感を自覚するようになり仕事を退職。
26歳時、うつ病の診断となり2種類の抗うつ剤と睡眠導入剤を処方され服用。
めまい、たちくらみ、良く風邪をひく、月経前の気分の変動が大きい。
背中や首などが常にこわばり痛みをともなうため、線維筋痛症の疑いと言われたことがある。

検査データ

解説

初診時の検査結果では、通常の基準値による評価では特に問題は指摘されないが、オーソモレキュラー栄養療法的に理想的な栄養状態と比較することによりビタミンB群の不足と潜在性鉄欠乏、さらにタンパク質代謝の低下を認める。

さらに副腎の過緊張状態によりDHEA-sが高値となりその影響で好中球優位の白血球増加を認め、この変化は筋肉の緊張を増し痛みの原因と考えられる。

タンパク質の適正量摂取と血糖値の安定化、さらにビタミンB群、ヘム鉄、ナイアシン、ビタミンCなどを補充することよって徐々に検査結果が改善、交感神経の過緊張状態も改善し自律神経が安定している。

■症状の経過
7ヶ月後より屋内での軽い運動が可能となる。
鉄の補充によりめまいや月経前の気分の変動が改善。
睡眠が安定し、徐々に抗うつ剤や睡眠導入剤が不要となる。
外出も可能となり翌日の疲労感の増悪もなくなる。

サプリメントのリスク・副作用

サプリメントに含有されている各栄養素に対しておきるアレルギー
消化器症状(ムカつき、不快感など)

料金

初回基本セット 52,800円+α(必要に応じて追加検査代)
5時間糖負荷検査 24,200円
サプリメント代 20,000〜62,000円/月