症例報告 CASE

20歳 男性 疲労感

患者データ

疾患
性別 男性
年齢 20歳(発症時:14歳)
具体的な症状

中学1年(14歳)頃より発症。
・朝起きられない
・順序だてた考えができない、記憶がとんでしまう
・頭痛がする、首や背中がこわばる
・根気がない、怒りっぽくなり性格が変わった
・学校へ行けない

中学時代は、内科や小児科を受診し漢方薬などを処方されていた。

スクールカウンセラーから精神科受診をすすめられ抗うつ剤などを処方されたが効果なく、睡眠薬で眠れるようになったが、朝起きるのが辛く日常生活の維持が困難。

5時間糖負荷検査

5時間糖負荷検査の結果

5時間糖負荷検査の結果と解説

  • 75gのブドウ糖摂取の30分後には血糖値の上昇を認めるが、血糖値を下げるインスリンの量が多い
  • その結果、ブドウ糖摂取60分後には空腹時時より30㎎/dlも血糖値が下がり、その後低血糖を持続している

当院でのオーソモレキュラー栄養療法による治療

生活習慣

血糖値の上昇によるインスリン過剰分泌を抑制することが、その後の低血糖を防ぐために重要であるため糖質の摂取量と摂取方法を指導。

サプリメント ブドウ糖を吸収する小腸やインスリン分泌を行う膵臓の機能を整えるため、グルタミンや亜鉛などの栄養素を補給。
アミノ酸や脂肪酸などからもエネルギーが十分に作ることができるよう、ビタミンB群やナイアシン、マグネシウムなどを補充。

治療の経過

具体的な症状

起床困難、強い疲労感、抑うつ感のため休学中に初診され、糖負荷検査などの結果から食事による血糖コントロールと必要栄養素のサプリメントの補充により改善傾向となる。

6ヶ月後 大学へ復学が可能となる。
その後、オーソモレキュラー栄養療法を継続し社会人となる。

現在ビタミンB群とナイアシンのみ継続して服用している。

サプリメントのリスク・副作用

サプリメントに含有されている各栄養素に対しておきるアレルギー
消化器症状(ムカつき、不快感など)

料金

初回基本セット 52,800円+α(必要に応じて追加検査代)
5時間糖負荷検査 24,200円
サプリメント代 20,000〜62,000円/月