卵子と精子が元気になる栄養を知っていますか？

この本に興味をしめされた方は「あかちゃんが欲しい」と思って、妊活に力を入れられている、あるいはこれから妊活に取り組もうとされているのではないでしょうか。 そんな方に、1つ質問です。あなたは今日、何を食べましたか？
妊娠について考えるとき、この「何を食べるか」というのは非常に大切です。
なぜなら、空腹を満たしたり健康を意識して召し上がる食事と妊娠率がアップする食事は”別物”だからです。
私たちの体はすべて摂取した栄養素によって作られています。
妊娠には、卵子と精子にかかわる栄養素はもちろん、子宮内の環境を整えたり、おなかのなかで赤ちゃんを育てていくための栄養素が不可欠です。

もう一つ重要なポイントは、女性だけでなく男性も、栄養素が重要なカギを握っているということ。近年ではなかなか妊娠に至らない場合、半数は男性側に原因があることがわかっています。つまり夫婦で取り組むことが大切なのです。

実際食事を見直すことで、卵巣予備能の指標となるＡＭＨの数値が改善したり、精子の運動率がアップしたりと、夫婦ともに驚くような変化がみられています。その結果、自然妊娠したり、それまでうまくいかなかった不妊治療が成功し、妊娠・出産に至る方はたくさんいます。
そのもととなっているのが、最新栄養医学である「オーソモレキュラー栄養療法」です。この本との出会いが、夫婦で「妊娠体質」に代るきっかけとなってくれれば、こんなに嬉しいことはありません。

《目次》

１章　赤ちゃんがやってくる「食べ方」があった！
・妊娠への最短ルートは「食事」がつくる！
・妊活を考えたら「夫婦」で食事を見直そう
・「妊娠体質」をつくるオーソモレキュラー栄養療法
・妊娠に葉酸が欠かせない理由
・「卵子」と「精子」には、こんな栄養がかかわっていた！
・オーソモレキュラー栄養療法で赤ちゃんがやってきた！
・なかなか妊娠にいたらないのはなぜ？
・原因不明の妊娠に「栄養」が効く理由
・不妊の背景にある「栄養不足」
・「卵子の老化」「精子の老化」に栄養で対抗！
・「老化」の本質は、細胞の機能低下
・食事を見直せば、精子の質もよくなる
・不妊治療とも並行してできる

２章　夫婦で「妊娠体質」に変わるヒント
・赤ちゃんがやってこないのは「食事」のせい
・栄養トラブルの根本にある「血糖値スパイク」
・「卵子の糖化」でいい卵が採れなくなる
・血糖値スパイクが起きているかを知る方法
・腸トラブルや酸化も血糖値スパイクの引き金になる
・糖質のとりすぎが引き起こす「インスリン」の問題
・女性の排卵障害には「インスリン」がかかわっていた！
・男性不妊にも「インスリン」が関係
・妊活の食事の基本は、夫婦ともに「糖質制限」
・実践！「血糖値スパイク」を防ぐ食べ方のコツ
・糖質をとらなくても、体に必要なエネルギーはまかなえる
・ケトン体をエネルギー源にするためには
・つらい「つわり」に意外な効果

３章 女性の妊活に役立つ栄養セラピー
・男性よりも栄養療法の影響をうけやすい女性
・たんぱく質は「妊娠体質」をつくる基本
・コレステロールはホルモンの原料になる
・悩み別、女性の妊活に必要な栄養素
・子宮環境を整える「鉄」
・「動物性の鉄」と「植物性の鉄」がある
・参加を防ぐ働きがある「ビタミンB群」
・体のサビとりに働く「ビタミンC」
・「ビタミンE」が妊娠ビタミンと言われる理由
・妊娠にかかせない注目の栄養素「ビタミンD」
・卵子の老化を防ぐ「コエンザイムQ」
・ストレス影響を受けやすい「甲状腺ホルモン」
・甲状腺の機能低と不妊の関係
・「ビタミンD」の不足で卵巣予備能が低下する
・妊活に効果大！でも「DHEA」には注意が必要
・「酸化防止」で卵子の質を上げる
・月経不順におすすめの「イソフラボン」
・「ビタミンA」で子宮内膜を厚くする
・習慣流産のリスクを下げる「ビタミンD」の働き
・子宮粘膜の改善、細胞分裂に関わる「亜鉛」
・「EPA」が新しい血管をつくる
・血管力を高める「ナットウキナーゼ」「イチョウ葉エキス」

４章　男性の妊活に役立つ栄養セラピー
・悩み別、男性の妊活に必要な栄養素
・精子に多く含まれる「DHA」
・「ビタミンD」で精子の運動率がアップする
・妊娠率アップにつながる禁欲期間は？
・「亜鉛」で精子の数が増え、運動率も改善
・「マカ」は妊活男子の味方？
・精子がつくられる根っこの部分にかかわる「ビタミンＡ」
・うつ症状やストレスに対抗する栄養素

５章　妊活だけじゃない！「オーソモレキュラー栄養療法」のメリット
・栄養を味方につければ、妊娠、出産が楽になる
・ママのメンタルの安定にも、栄養が効果的
・ママの体の栄養不足が、おなかの赤ちゃんに与える影響
・「鉄」はママから赤ちゃんへのプレゼント
・「頭のいい子」の決め手は「油」だった！
・妊活中も妊活後も！一生役立つ最新栄養医学