症例報告 CASE

40歳代男性 ADHD

※イメージ画像
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患者データ

疾患
性別 男性
年齢 40〜歳(発症時:24歳)
具体的な症状

学生時代には勉強はできるほうだったが、友人関係で些細なことでトラブルなどがあったが、大学卒業後、会社に就職し仕事をするようになり下記のトラブルから発達障害を疑い受診したところ24歳時、ADHDの診断となった。

仕事でのミスが多い。

・段取りを組んで仕事を進めることが苦手
・同時進行ができない(並行していくつものことができない)
・物忘れや落し物が多く、物をなくしやすい ・約束を忘れてしまう
・金銭管理が苦手
・部屋の片づけができない
・課題や仕事をやり切ることができない。

寝つきが悪く中途覚醒も多い。
休日はゴロゴロと寝ていることが多く疲れやすい。

初診時

投薬 初診時検査データからの栄養や代謝の問題点

・ビタミンB群不足
・重度の鉄不足
(一般的な貧血の基準は満たさないため見逃されることが多い)
・タンパク質不足
・血糖値の乱高下

当院でのオーソモレキュラー栄養療法による治療

生活習慣

■食事指導
糖質摂取の方法を工夫することによって血糖の乱高下を抑える。
食事からのタンパク質摂取を増やすこと。
補食を活用し血糖の安定化とタンパク質摂取を増やす。

サプリメント ビタミンB群、ナイアシン、ビタミンD、ヘム鉄、プロテイン、ビタミンC

治療の経過

具体的な症状

■5か月後、症状の変化
昼食の工夫と午後の補食によって夕方の眠気や仕事の効率の低下がなくなり快適になった。
寝つきが良くなり夢も減り、中途覚醒がなくなった。
ケアレスミスが減り、上司同僚から指摘されることが減った。
休みの日には外出して趣味などをすることができる。
複数の仕事を同時に進行させることがにがてであり今後の改善を期待するところです。

特性と栄養チャート

治療前後の比較

特性と栄養チャート

初診時(青点線)と比較し5か月後(赤実線)では、睡眠のトラブル不注意さなどが著しい改善を確認することができる。

検査データ

解説

通常の基準値からの評価では、初診時と5か月後とも基準値内にある数字が多く変化を読み取ることはできない。

フェリチンについては男性とすると低値であり貯蔵鉄の減少をしめすものである。
適切な食事の変更と各種サプリメントの補充によって基準範囲内での検査データ推移を認める。
これらのデータの変化から栄養状態の改善を読み取ることができ、それに関係する症状の改善が得られた。

サプリメントのリスク・副作用

サプリメントに含有されている各栄養素に対しておきるアレルギー
消化器症状(ムカつき、不快感など)

料金

初回基本セット 52,800円+α(必要に応じて追加検査代)
サプリメント代 20,000〜62,000円/月
発達障害専用アカウント