2022年も残す所あとわずか、皆さん今年はどんな一年でしたか?
みぞぐちクリニックは今年も沢山の方にお越しいただき感謝の気持ちとまだまだ一般的ではないこの治療法を取り入れ、実践してくださる患者さんに尊敬と敬意の気持ちでいっぱいです。栄養療法はお越しいただく患者さんの年齢層が幅広い事も特徴の一つです。
生まれてまもない赤ちゃんから小学生~大学生、そして20~40代の働き盛りの年代、50~60代と自分と同じ年代に自分の親の世代までいらっしゃいます。
これはどの年代でも体内の栄養を適正にしてあげる事で改善するトラブルが多くある事を意味していると思います。
世の中でもフレイルが注目されるようになり、高齢者の健康格差が広がってきているように感じます。
フレイルとは簡単に説明すると加齢により体全体の体力が落ちる事で、ちょっとした事をきっかけに心身に健康被害をきたしやすい状態にある事を言います。
厚生労働省の「簡易生命表(令和3年)」によると、2021年の日本人の平均寿命は男性が81.47歳、女性が87.57歳
一方、心身に問題がなく日常生活を正常に送れる事を表す健康寿命は、2019(令和元)年のデータでは男性72.68歳、女性75.38歳となっています。平均寿命と健康寿命を比べると男性では8.79年、女性では12.19年の差があります。
この差の間には何かしら健康や精神的な部分でトラブルを持ち、心身共に健康な日常生活は送れていない事になります。
高齢の方で特に多いのが、体力がなくなってきたり、体のどこかに痛みなどが出ると寝ている時間が増え、外出する機会も減ってきてしまいます。
ご夫婦やお一人で暮らしている方が多いので人と会話する回数も減り、気持ちが塞ぎがちになり筋力低下は日常の動作への影響だけでなく精神的な部分への影響も大きいのです。
高齢者にとって筋力維持はとても重要なポイントとなってきます。
ここ大事になってくる栄養素はビタミンDです。コロナ禍で免疫にかかわる栄養素として注目されたビタミンDですが、実は筋力を維持する事にも大きく関わっている栄養素なのです。
ここに面白いデータがあるので皆さんにも共有します。
一番最後のデータは非常に面白く運動制限をしていてもビタミンDを服用していた群は筋肉量が増加したデータです。
高齢者にとって筋力の維持は生活だけでなく精神的な部分でも大きな助けになる要素の一つだと思います。
また、一般的に言われている健康年齢を目指すのではなく、80歳になってもゴルフがラウンドできる、山にハイキングにいけるなどなど、どれも筋力が十分にないとできない事です。
フレイル対策は日常生活の向上はもちろん、心身共に本当のアンチエイジングだと感じる今日この頃です。
自分も何歳になってもゴルフに行き好奇心やわくわくした気持ちを大切にしたいですね。
今年最後のブログとなりました。
今年も残りわずか皆さんよいお年をお迎えください。
来年は兎年です、大きくジャンプしましょう!