鰻にはビタミンA、ビタミンB1・B2、ビタミンD、ビタミンEが豊富で、ミネラルでは亜鉛、カルシウム、さらに脂質の部分にはDHA、EPAも豊富に含まれていてまさに栄養満点の食材です。
ところが鰻にビタミンAが豊富に含まれているため、ネットで検索すると『鰻のかば焼き100g(1人前)には、1500㎍のビタミンAが含まれています。そのため、妊娠3ヶ月以内の時期には、鰻を食べる量を控えておくと安心です。 鰻は40~50g程度までを目安する』などと書かれています。これは妊娠初期のビタミンAの過剰摂取は奇形のリスクがあがるという過去の報告からの内容になります。
奇形のリスクになったのは、ニキビ治療で使われた合成のビタミンAであり、鰻に含まれる天然のビタミンAであるレチノールが原因ではありません。合成のビタミン剤と天然のビタミンは別物ですし、レバーに含まれる安全なビタミンAであるレチニルエステルも鰻のレチノールも、ビタミンAとまとめて表現されてしまっていることにも問題があります。
栄養の分野でも正しい知識と理解が必要なことが多くありますね。
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