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2017.09.06

栄養療法のコツと心構え~体と心の観察~:独り暮らし奮闘記♪「はりきり注意!」

栄養療法をしているからこそ「はりきり注意!」

栄養療法をすると、治療前よりも元気になることがあります。
そういう時にはりきりすぎて、今までできなかったこと(運動や勉強、家事、遊びなど)をめいっぱいやると、疲れて栄養素を消耗し、調子を崩してしまいます。
まじめで、根を詰めてしまって「テキトー」が苦手な患者さんも多いです。
「テキトー」にも体力がいるのですね。

一人暮らしを始めたスタッフYは、先日、勢い余って1週間分の食材を、キャンプ用のリュック(70L)で買い込み、たった15分の道のりを歩いただけですが、重くて背が縮みました。家に帰ってなんとか頑張って予定していた作り置きのおかずを半分くらい作れました。もっとやりたかったけれども、そのあとやたら疲れて数日間気分が沈みがちに・・・。
とっても楽しい一人暮らしも、オーバーワークで脳のエネルギーが足りなくなると、ネガティブになります。
精神的なストレスはもちろん、頭の使いすぎや身体の負荷でも体はたくさんの栄養素を使うのです。

やりたいことはたくさんあるけれど、自分のその日のエネルギーを過大評価しないで、時間を決めて途中でキリを付ける。
小さな体調の変化を無視したり、「なんて自分はダメなんだ!」とジャッジしないで、淡々と観察できるといいですね。
生活リズムを整えて、積極的な休養やリラックス方法も取りいれつつ、今の自分に「テキトー」に楽しく暮らせたら一人前!

栄養素を足すことも大事ですが栄養素の消耗を減らす工夫もいろいろと準備しておきたいです

栄養療法をしているからこそ「はりきり注意!」
とはいえ、やはり、やって見ないとわからないことでもあります。
スタッフYもはりきりすぎて色々とやらかしてきましたが、「はりきり対処法」を身に着けて、またスタッフブログで共有できたら、と思っています

溝口先生は、芸術系の学生さんに、どんなに作業に夢中になっていても、40分で一度5分休憩。お茶でも飲んでナッツを噛んで、深呼吸してすっきりしてからまた作業することを、おススメしています。
食事に気を付けたら、パフォーマンスが上がるという話を毎年芸術学科で講演しています。
下記、溝口先生過去ブログ紹介では、学生さんたちの感想文を紹介しています
是非ご覧ください

溝口先生過去ブログ紹介 2010.5.9 Sunday日本大学での講義