東京の不妊症治療は栄養療法のみぞぐちクリニック

お悩み・疾患別治療 SYMPTOMS

男性不妊

男性不妊とオーソモレキュラー栄養療法

男性不妊に対するオーソモレキュラー栄養療法

男性不妊では、精子数の減少や運動率の低下、さらには精子の奇形率の増加などが原因になります。

卵子のトラブルと比較し男性不妊にたいしては不妊治療においてもあまり重視されず、特に体外受精では問題にされることが少ないのではないでしょうか。

オーソモレキュラー栄養療法での適切な食事への変更と必要とする栄養素の補充によって精子数、運動率、奇形率などの改善が得られます。このことは自然妊娠、人工授精における妊娠成立への貢献だけでなく、体外受精においても好ましい変化であると思います。

オーソモレキュラー栄養療法では、目的とする組織、臓器や細胞の特徴に合わせて必要となる栄養素が異なります。

男性の精子の特徴は、他の細胞と比較してミトコンドリアの数が少ないこと、必須脂肪酸の一つであるDHAが豊富に含まれていること、さらには精子が作られる過程で亜鉛やビタミンAが必要であることなどが挙げられます。
男性不妊の原因の一つに飲酒の習慣がありますが、アルコールの代謝には多くの酵素が使われ、それらの酵素の活性維持には亜鉛が必須となります。
アルコール代謝での亜鉛の消費は精子を作る過程において問題になります。
またアルコール代謝に関係する酵素の消費によってビタミンAの活性化が阻害され精子が作られる過程に支障が生じることが知られています。

男性不妊にたいするオーソモレキュラー栄養療法では、食事においては飲酒の制限と血糖値スパイクの抑制が中心になります。
積極的に補う栄養素では、亜鉛、DHA,ビタミンA/Dなどが重要です。
ビタミンAのサプリメントを選択する場合には、海外の製品には多くの副作用、副反応がおこる活性型にちかいビタミンAであることがあり摂取には注意が必要となります。

一般的な治療法

男性不妊症

男性不妊症とは

妊娠を望む健康な男女が、妊活(避妊をしないで性交渉)をしているにもかかわらず、一定期間(一般的には1年間)妊娠しない状態のこと不妊症といい、そのうち男性側の要因によるものを男性不妊症といいます。

世界保健機構(WHO)の統計では、不妊症の原因が女性側のみ(41%)、男性側のみ(24%)、男女双方(24%)、原因不明(11%)となっており、不妊症夫婦の約半数は男性にも原因があることが分かっています。
現代社会では男女ともにストレスにさらされることが多く、仕事の帰りが遅い・出張があるなども不妊の原因になるといわれています。

男性不妊症の症状

男性不妊の症状は明確に現れない場合が多いため、自覚することが難しい場合が多いです。
妊活をしても妊娠に至らず、精液検査などをしてわかることがほとんどです。
精索静脈瘤(後述)では、たまに陰嚢や鼠径部に痛みや不快感が出ることがあります。

男性不妊症とは

男性不妊症の分類

男性不妊症には精子を作る機能の障害や、精子の通り道の障害、精子そのものの機能低下などがあります。

  1. 精索静脈瘤:精巣の血管やリンパ管、精管がひとつになって筒状になっている部分を精索といい、精索の静脈の弁がうまく働かず逆流が生じ、静脈瘤(静脈の拡張)が認められる状態を精索静脈瘤といいます。静脈瘤ができると精巣内の温度が高くなり、精子を作る機能が低下します。
  2. 環境的要因:化学物質や放射線、熱などが挙げられます。例えば、ビスフェノールA(BPA)やフタル酸エステルなどの化学物質は、精子の数や運動性に悪影響を与えることが知られています。また、長時間の座り仕事や熱いお風呂に入ることも、精子の生産や運動性に悪影響を与えることがあります。
  3. 遺伝的要因:精子の生産に関わる遺伝的な要因としては、染色体異常や遺伝子変異が挙げられます。例えば、Y染色体に異常がある場合、精子の生産が阻害されることがあります。また、数多く存在する遺伝子の中には、精子の生産に重要な役割を果たすものもあり、遺伝子の変異が不妊の原因となることがあります。
  4. 疾患:睾丸は精子の生成場所であり、睾丸に疾患があると精子の生成や成熟に問題が生じることがあります。例えば精巣炎や精巣上体炎、精巣腫瘍などが挙げられます。
    また、前立腺炎や性器ヘルペスなども精子の質や運動性に影響を与えることがあります。

以上のように、男性不妊の原因は様々であり、精子の生成や成熟、精管の通過、精液の質や運動性、そして受精卵との接触能力など、様々な要素が複雑に関わり合っています。

治療にあたっては、その原因を特定し、個別に対応する必要があります。

男性不妊

男性不妊症の原因

男性不妊症の原因は、生活習慣、環境的な要因、遺伝的な要因、疾患などがあります。

  1. 生活習慣:喫煙や過剰なアルコール摂取、ストレス、不規則な食生活などが挙げられます。これらの要因は、精子の数や運動性、形態に悪影響を与えることがあります。
  2. 環境的要因:化学物質や放射線、熱などが挙げられます。例えば、ビスフェノールA(BPA)やフタル酸エステルなどの化学物質は、精子の数や運動性に悪影響を与えることが知られています。また、長時間の座り仕事や熱いお風呂に入ることも、精子の生産や運動性に悪影響を与えることがあります。
  3. 遺伝的要因:精子の生産に関わる遺伝的な要因としては、染色体異常や遺伝子変異が挙げられます。例えば、Y染色体に異常がある場合、精子の生産が阻害されることがあります。また、数多く存在する遺伝子の中には、精子の生産に重要な役割を果たすものもあり、遺伝子の変異が不妊の原因となることがあります。
  4. 疾患:睾丸は精子の生成場所であり、睾丸に疾患があると精子の生成や成熟に問題が生じることがあります。例えば精巣炎や精巣上体炎、精巣腫瘍などが挙げられます。
    また、前立腺炎や性器ヘルペスなども精子の質や運動性に影響を与えることがあります。

以上のように、男性不妊の原因は様々であり、精子の生成や成熟、精管の通過、精液の質や運動性、そして受精卵との接触能力など、様々な要素が複雑に関わり合っています。
治療にあたっては、その原因を特定し、個別に対応する必要があります。

男性不妊の検査

  1. 精液検査:最も一般的な男性不妊の検査は、精液検査です。精液検査では、精子の数、運動能力、形態、精液量、粘稠度、pH値などを測定します。
  2. 触診:精巣(睾丸)の大きさや触ったときの硬さ、腫れや痛みがないか確認します。
  3. 血液検査:FSH(卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン)、プロラクチン、テストステロンなどのホルモン値を測定します。また、不妊の原因として考えられる疾患の検査も行われます。
  4. 超音波検査(エコー):精巣の体積や、精索静脈瘤の有無、腫瘍や結石がないかなどを観察します。プローブ(探触子、超音波が出る部分)を陰嚢に当てるだけで痛みなどはない検査です。
  5. 精管造影検査:精管の状態を確認するために行われます。造影剤を使用して、X線画像を撮影し、精管が閉塞していないかどうかを調べます。
  6. 睾丸生検:睾丸から小さな組織サンプルを取得し、顕微鏡で検査することで、精子の生産に問題があるかどうかを確認します。
  7. 遺伝子検査:家族歴や病歴を確認することで遺伝子異常による不妊の可能性がある場合、遺伝子検査を行うことがあります。
男性不妊の治療

男性不妊の治療

  1. 人工授精(AIH):人工授精は、精液を処理して、女性の子宮内に注入する治療方法です。AIHは、精液の質や精子の運動性が低下している場合に用いられます。精子が子宮内に入ったあと、受精から妊娠にかけての過程は自然妊娠と同じですので、限りなく自然妊娠に近い方法だといえます。
  2. 体外受精(IVF):濃度を調整した精子を卵子にふりかけて受精させ、受精卵を女性の子宮に戻す方法です。
  3. 顕微授精(ICSI):顕微鏡下で精子を選別し、女性の卵子に注射し、受精卵を女性の子宮に戻す方法です。精子の数が非常に少ない場合や、運動能力が低下している場合に用いられます。
  4. 睾丸精子採取(TESE):手術によって睾丸から精子を採取し、人工授精や顕微授精に用いる方法です。精子の数が極端に少ない場合に用いられます。
  5. 薬物療法:男性不妊の原因がホルモンバランスの異常によるものである場合、薬物療法が行われることがあります。代表的なものとしては、テストステロン補充療法やクロミフェン、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)などがあります。
  6. 手術療法:睾丸や精管の閉塞、陰茎や精巣の疾患などが原因である場合、手術による治療が行われることがあります。手術によって閉塞部位を取り除く、精巣の病変を切除する、などの方法があります。

記事執筆者

溝口徹 画像

医療法人 回生會 理事長
みぞぐちクリニック 院長

溝口 みぞぐち とおる

所属・資格

  • 栄養解析医
  • 栄養解析レポート監修
  • 社)オーソモレキュラー栄養医学研究所 代表理事
  • 日本抗加齢医学会 評議員
  • 2018年国際オーソモレキュラー医学会 Hall of Fame
  • 2020年第2回日本オーソモレキュラー医学会総会 会頭
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