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オーソモレキュラー栄養療法 (旧 新宿溝口クリニック)

みぞぐちクリニック

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2021.08.25

【論文紹介】ビタミンD欠乏症は、COVID-19陽性と病気の重症度に関連する

最近、ちまたではデルタ株が流行っているので溝口先生がスタッフにビタミンD3のサプリメントを配ってくださいました。ありがたいです。溝口先生は2万IU摂って血中濃度を100ng / ml以上に維持しているようです。さらに、アレ?というときにはビタミンDやオリーブ葉を多めに使ってはやめに対策することをすすめています。わたしも、Dに加えてグルタミンや亜鉛、ビタミンC、オリーブ葉、ラクトフェリンも自分や家族を守るために常備しています。

ビタミンDの大切さについては、以前、スタッフブログでも、ビタミンD関連の論文COVID-19コロナウイルス:D3濃度を上げて対策!というブログタイトルでご紹介させていたきました。

今日は、今年2021年5月に出た『ビタミンD欠乏症は、COVID-19陽性と病気の重症度に関連する』という、トルコの論文を紹介させていただきます。コロナにかかったとしても、ビタミンDがしっかりあると軽症ですむ。というお話です。

この研究では、ビタミンDの濃度を下記の4群にわけて、その割合をみています。

  • グループI:ビタミンDレベルが10 ng / ml未満の患者(99人)
  • グループII:ビタミンDレベルが10〜20 ng / mlの患者(73人)
  • グループIII:ビタミンDレベルが20〜30 ng / mlの患者(42人)
  • グループIV:ビタミンDレベルが30 ng / mlを超える患者(13人)

まず、コロナに感染した患者さんと、同じ病院のコロナ以外の患者さんとを比べています。(円グラフ)

大体みなさん30ng/ml以下ですが、コロナ陽性の人ではビタミンDがシビアに不足している人が多かったということですね。

つぎに、コロナ陽性患者だけをみると・・・(棒グラフ、肺のCT画像)

D血中濃度で4つにわけたグループの中で、充分なD血中濃度(30ng/ml)を超えるグループIVは他のDが不足しているグループと比べてコロナの重症度を示す指標が低いことがわかりました。

つまり、コロナにかかったとしても、ビタミンDがしっかりあると軽症ですむ。ということです。

ワクチンを打って一安心の方も増えてきましたが、大変なニュースも多く心が痛みます。
やはり、栄養素の摂取は「健康的集団免疫の獲得」の基本です。
みなさまにおかれましては、引き続きご自愛専一におねがいいたします。

結論
この単一施設の後ろ向きコホート研究では、ビタミンD欠乏症がCOVID-19リスクの上昇と関連していることがわかりました。十分なビタミンDレベルを持つCOVID-19陽性の個人は、D-ダイマーの血中レベル、炎症マーカーCRPが有意に低く、胸部CTスキャンですりガラス状の混濁が現れる頻度が減少し、入院期間が短かった。この研究の結果は、ビタミンDレベルがCOVID-19リスクに影響を与える可能性があるかどうかを判断するためのランダム化研究の必要性を示しました。

原著論文フルテキスト
日本語で読めました!(ブラウザ右のマークをクリックしてgoogletranslateを日本語にする)
Demir M, Demir F, Aygun H. Vitamin D deficiency is associated with COVID-19 positivity and severity of the disease. J Med Virol. 2021;93(5):2992-2999. doi:10.1002/jmv.26832

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8013436/